頭ん中

しがないITエンジニアが、考えた事を書きます。

ITエンジニアがDXなるものと戦うための心構え - その1

近年、界隈の偉い人が躍起になって追い求めはじめたDX(デジタルトランスフォーメーション)。バズワードでしかないのは誰の目にも明らかであるが、先月いきなりDXと名の付く部署・肩書に配置替えとなってしまったので、自分なりに考えたことを書き留めておく。

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キャッシュレス戦争を勝ち抜くのは誰か

なんとなく思いを馳せたので、書き留めていく。

  • キャッシュレスの今昔を振り返る
    • Suica誕生の背景と限界
    • クレジット不信と巻き返し
  • 勝者の論理
    • キャッシュレス決済の方式整理
    • 顧客が本当に必要だったもの
  • 勝ち残るのは…
    • プリペイドは嫌いだ
    • 信用の拠り所
    • でもやっぱりわかんないよね

キャッシュレスの今昔を振り返る

2001年のSuicaEdyのサービスインからほぼ20年が経ち、電子マネーという仕組みはすっかり当たり前になった。しかし、日本では未だに現金決済が主流で、政府主導のキャッシュレス推進が本格化している。それに加えて、各事業者による決済プラットフォームの覇権争いも相まって、世はまさにキャッシュレス戦国時代といったところ。

少し前までは、電子マネーと言えばSuica(をはじめとした交通系IC)、楽天EdynanacoWAON...といったFeliCaカードを使ったものが主流だったが、PayPay、LINE PayにオリガミやメルカリなどのQRコード決済が登場し、ここにきて戦局は一層不透明になりつつある。

ただ、よくよく考えてみると、そもそもキャッシュレスという仕組みは、新しいものでもなんでもない。クレジットカードは僕が生まれる前から存在するし、公共料金の銀行引き落としだってキャッシュレスの一種である。2000年代以降に電子マネーの仕組みが出来た裏側には、きっと相応の理由があるはずで、そこらへんを糸口にしながら、キャッシュレス戦争を勝ち抜くのは誰かを探っていく。

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『ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち』

ポール・グレアム氏の書くエッセイは明快かつ痛快で、Joel on Softwareのジョエル・スポルスキもそうだけど、ハッカー特有の軽い論調は、本当に心地が良い。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

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VSCodeのシンタックスハイライトと拡張子の関連付け

ハイライトを適用する拡張子を追加します。ググるとver1.0.0以前の情報が多いので。

  • VSCodeのリソースファイルを直接触らなくても普通に設定できる。
  • エクステンションのハイライト言語も同じように設定できる。
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AccessをEntityFrameworkでCodeFirstに扱ってみる。

EntityFrameworkはOleDBに非対応で事実上利用不可、UWPではついにSQLiteにその座を奪われたりと、もはや過去の遺物みたいな扱いを受けてるAccessですが、Windowsのちょろっとした業務アプリなんかには、未だに多く使われていることと思います。
何年か前に「AccessでEntityFrameworkは無理」という話をどこかしこで見たので、てっきり無理なものだと思い込んでいたんですが、偶々NuGetでJetEntityFrameworkなるものを見つけたので、試してみました。

今更EFなんて~と思う人も多いと思うんですが、Accessがネックになって、EFが今風に見えてる&だけど手の届かないもの、という人/現場/アプリも結構あると思うんですよね。 このJetEntityFrameworkが2015年にできて、未だにそれなりに更新されているあたり、Accessの根強い人気(?)根深い闇(?)を感じます。

Microsoft Access Entity Framework Provider - CodePlex

環境等

  • Visual Studio 2015 Update3
  • Access 2010(.accdb 2007-2010形式)
  • JetEntityFrameworkProvider v1.2.6
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